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『グッド・バイ』は、太宰治の小説。未完のまま絶筆になった作品である。 == 概要 == 『人間失格』を書き始める前の1948年(昭和23年)3月初め、朝日新聞東京本社の学芸部長末常卓郎は三鷹の太宰の仕事場を訪れ、連載小説を書くことを依頼する。なお『グッド・バイ』は依頼を受けて初めて構想されたものではなく、すでに太宰の中で練られていたものであった。末常はこう述べている。「彼が描こうとしたものは逆のドン・ファンであつた。十人ほどの女にほれられているみめ麗しき男。これが次々と女に別れて行くのである。グッド・バイ、グッド・バイと。そして最後にはあわれグッド・バイしようなど、露思わなかつた自分の女房に、逆にグッド・バイされてしまうのだ」〔『太宰治全集 第9巻』筑摩書房、1990年10月25日、514-515頁。解題(山内祥史)より。〕 その直後の3月7日、太宰は『人間失格』の執筆のため熱海の起雲閣に向かう〔長部日出雄 『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』文藝春秋、2002年3月30日、448頁。〕。三鷹市、大宮市と執筆の場所を移しながら書き続け、5月10日に脱稿〔日本近代文学館所蔵 太宰治自筆資料集 書誌解題 21 人間失格 ジャパンデジタルアーカイブズセンター【J-DAC】〕。5月12日に自宅に戻り、5月15日からようやく『グッド・バイ』の執筆を開始した〔長部日出雄 『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』前掲書、510頁。〕。5月下旬、第10回までの原稿を朝日新聞社に渡した。6月13日にこの世を去ったとき、残りの第11回分から第13回分までの原稿が残されていた〔『太宰治全集 9』ちくま文庫、1989年5月30日、544頁。解題(関井光男)より。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グッド・バイ (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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